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#002 価値観・個性・互いの尊重

ここでは、わたしたちが情報・サービスを発信するまでに時間をかけ、
大切に捉え深く考えてきた「多種多様な価値観・個性と互いの尊重」について、少し共有させていただきたいと思います。

現代は、インターネットやSNSも普及し、一億総発信時代ともいわれる世の中になりましたね。

個人が発信する情報に共感したりファンになったり、個の可能性は広がる一方で、そこには様々な見えないリスクがあることも否めないことと思います。

そのリスクの中でも、私たちが大切に考えた点は、情報を発信する過程でのこと。

例えば、「自分の考えを表現したり意見を言う時に、他人をジャッジする可能性があるかもしれないこと」
きっと皆さん一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

ただ、人の考え方や感じ方はそれぞれ違うもの。

考え方を述べたり何かを伝える場面では、どんなに優しさを持ったとしても、誰かを傷つける可能性は誰にでもあることだと思っています。

人の個性や価値観は皆違って当然だからです。(わかりやすい例えに『ロバと老夫婦』がありますね)

それはオンライン上だけでなく、会社などの現実社会でも起こり得ること。

では、どんなに優しさを持ち配慮したとしても、発信や発言が誰かを否定する可能性があるのなら、誰も何も言わなければ平和でしょうか。

結論から言うと──

「いっそ発信しなければ誰も傷つけない」

その状態で世の中は成り立たないと思っています。

(そんなこと言わずも当然!と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはあえて大切に考えてきたことです)

少し掘り下げたポイントを共有しますね

1.「発信しなければ誰も傷つけない」は一見正しそうであるが、メリットに繋がる可能性も失ってしまう

発信しなければ

「他人を否定するリスク」は低くなりますが、それと同時に

 •誰かの救いになるかもしれない可能性も失う

 •誰かの気づきや前進するチカラに繋がるきっかけの創出も捨てることになる

 •物事がより良くなるための議論に及ばない

 …etc.

こういった可能性を捨てることにもなる。
発言にはリスクがあるように、沈黙にもリスクがある。メリット・デメリットはどちらにもあるということ。

2. 社会には「発言・対話・表現」が必要

仮に、もしみんなが「リスクを抱えないために黙っておこう」としたら、どうなるか?

例えば・・・

 •社会問題は議論されない

 •助けを求めることもできない

 •誰かの支えになるかもしれない情報も伝えられない

 •新しいアイデアはブラッシュアップされる機会もない

 •コミュニケーションで誤解を解消する機会を失えば、恋人や家族の間ですら誤解と距離は広がってしまう。

 •会社や職場であれば健全な議論に及ばず機能停止

 など、健全な議論、考え方の共有、意見交換は、社会に必要な場面があり、誰も傷つけない選択は、可能性もなくすと等しい

3. そもそも、他人の「傷つく/傷つけない」を完全にコントロールすることは不可能

人の感情には、個人の経験や価値観が関わる。

同じ言葉でも、

•勇気づけられる人もいれば

•傷つく人もいる

「言葉が原因」というだけではなく「個人それぞれの人生や受け取り方」も影響する。

つまり、

「誰も傷つけずに生きる」「世の中すべての人に正解である自分でいること」は、多種多様な人の価値観・個性がある限り、不可能に近いこと。

そこで、大切に考えてきた事は、ゼロリスクを追求することではなく、配慮しながら伝えていく愛のある姿勢を欠かないこと、受け取る側の視点も様々だという希望です。
何かの発信やサービスをお届けしたいなら、言動する勇気・リスクを負うことは避けては通れないからです。

4. 何かアクションするときに、誠実さを欠かず、互いの尊重を忘れない想い

わたしたちは、発信する側の配慮も、受け取る側の配慮も「互いを尊重すること」がとても大切と思っています。

 •発信する側、受け取る側、双方に自由がある。見る・見ない選択も自由にできる。

 •多数が共感できなくても、その言葉に救われる人や価値観が広がる人もいるかもしれない

 •何かの情報や言葉が、きっかけや勇気に繋がる人もいるかもしれない

 •心が軽くなる人もいるかもしれない

     • 受け取る側であれば、発信された内容に共感できないとき=あなたの選択や考え方は違うと否定されているように主観で捉えてしまっていないか

     • 情報を発信する側は、受け取る側を本当に傷つけたい意図で発信しているのでしょうか

 …etc.

感じ方・考え方は人ぞれぞれですが、発信する側は、一個人に対する観点ではない内容を発信していることが大半ではないでしょうか。
受け取る側は情報を目にする際に「そういう考え方もあるんだな」と一つの視点として捉えると互いに尊重や成長が生まれる機会になるのではないでしょうか。

もちろん、明らかに受け取り側を傷つける攻撃的な内容や暴言がある場合は、我慢する必要はないと思っています。

総じて、価値観は人によって大きく異なります。
世の中の全ての人それぞれに、自分らしい価値観や生き方を選ぶ自由があると思っています。

LIVE LAUGH LOVE WOMAN ACADEMY.は、そんなふうに、自分らしく生きたい女性の「ささやかなきっかけ」や「エンカレッジに繋がるような情報」をお届けしていくとともに、その根底にある思いは「価値観の押し付けではなく目にふれた情報が何かのきっかけ・勇気になれば幸い」と思っています。

 

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